パノのもっとみに冒険 秋田禎信

魔女見習いのパノと使い魔ぬいぐるみのミスターディドゥルのほのぼのファンタジーきゆづきさとこ「パノのみに冒険」のノベライズ。「スペル・ブレイク・トリガー」や「シャンク!!」などに見られた秋田禎信的ほのぼの路線が違和感なく発揮されてます。って原作今月号のしか読めてませんから違和感ないのは当然なのかも。
しかしこういうほのぼの路線は結構好きです。主人公が血まみれでたたずんだり死んだ人の虚像が実体化しなくたっていいじゃない。
バトロイ掲載単行本未収録といって思い出すのは「スィリーズ・アワーズ」。秋田禎信短編集として出すのは難しそうかなぁ。ミニ文庫分で水増ししてもきっつい。というか競作以外ではあんまし別シリーズの短編を一纏めにってのは知らないので。
「もっとみに」は「パノのみに冒険」の単行本が出て収録されれば個人的には万事OK。DM本誌で連載してる「ろーぷれぐるぐる」(月4pで単独単行本化はきつい)も一緒に収録してくれれば言うことなし。きゆづき氏のっていろんなとこに別シリーズで連載してるもんだからまだ単行本が出てないのですね。