シャンク!!ザ・レイトストーリー〈VOL.1〉 (角川スニーカー文庫)

シャンク!!ザ・レイトストーリー〈VOL.1〉 (角川スニーカー文庫)年末だしたまにはラノベ紹介でもやってみようかスペシャル。ちゃっちゃっと行きましょう。主人公シャンクは魔法使いから不死秘法を盗む秘儀盗賊。この道に関しては日は浅いけど剣士としての過去があるのでそれでなんとか戦ってます。そして旅に付いてくるのは年上ツンデレネコミミ変身魔女ボクっ娘ブリアン*1と電波「ねこーねこー」純粋無垢幼女どむーんと同年代刀使い盗賊ドジっ娘ミーティー。男1:女3はid:blackhistory曰く黄金比らしいです。
ブリアンはネコミミ…というか普段は猫なのでネコミミです。「猫じゃない!ちょっとばかし猫っぽいだけ!」昔魔法に失敗して猫の姿になってしまい、魔法も弱いものしか使えなくなっています。しかし、心を捧げた相手(シャンク)に見られてさえいなければ魔女としての姿に戻り真性の魔法を使うことができます。当然シャンクはそのことは知りません。
一方、シャンクの最後の切り札は「見たものは必ず殺さなければいけない」秘伝の剣。味方でも見られたら殺さなければならないので中々使えません。危機の時に剣を使うためにミーティーを触手地獄に落として視界を奪ったりします。
お互い見られてはいけないのでシャンクとブリアンは相棒の癖に微妙なすれ違いがあります。シャンクはブリアンが女性だと知らないしブリアンはシャンクの剣が頼りにならないと思っている。
で、ブリアンは心を捧げたと言うだけあって、他の女性キャラに嫉妬しまくりです。魔力結晶であるどむーん以外。どむーんはひょんなことからシャンクたちが手に入れた月光の魔力結晶「スプレッド・ムーン」なのですが記憶がなく真の名がわからないので魔力結晶としては使えません。というわけで今日も猫(ブリアン)を追いまわす日々。意味がわかるようなわからないような文法で話します。「ねこぞんざいにここになくー」「にくきうー
ミーティーは秘儀盗賊団「カーニバル」の下っ端。夢は部下を持ってあごで使うこと。刀の技術は凄いらしいのですが納期までにお宝を探せずシャンクや猫に頼りまくり。でも都合の良いように忘れるのでシャンク曰く幸せな奴。「つくづく私って無敵よねー。この分だと来年には取れるわね、天下」
絵師は「.hack//黄昏の腕輪伝説」等の依澄れい。2巻からはイラストの挿入の仕方も凝っていて良いです。連載時にあった冒頭のコミックもなんかに収録されないかなぁ。漫画化とか?
ちなみに今日は2巻の発売日でした。シャンクの本命の女性が登場したりブリアンが嫉妬しまくったりシリアス展開に突入したり、これぞ「ライトノベル」と言えるこのシリーズ。オススメです。

*1:猫の時だけの名かも